テヘラン
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イランの首都であるテヘランの名前がイランの歴史上に出現したのは、そんなに古いことではありません。18世紀末期、前王朝を倒し新王朝を興したガジャール王朝がここを首都にしてからです。その前まではほんの小さな村でしたが、今では人口1200万人を誇る大都市に成長しています。1991年、遷都200年の記念行事が行われました。
テヘランの北には、イラン最高峰・ダマヴァンドがそびえています。近辺の山々にはスキー場や登山設備などが整い、夏でもケーブルカーで山頂まで上ることができます。山の恩恵を受け、その近辺は水量が豊富で避暑地が広がり、夏の格好の行楽地となっています。
また、イランでもっとも早く地下鉄が通った町でもあり、排気ガスによる大気汚染の減少に貢献してきました。しかし、年々増える人口に伴い車両数も増え続け公害問題はまだ解消されていません。
テヘランからはどの都市へも航空便が頻繁に飛んでいます。加えて、イランの大動脈の中心地として、毎日多くの人たちが鉄道、長距離バスなどを利用しています。
- ミルザーガーセミ:もともとはイラン北部カスピ海地方の食べ物だった。材料はなす、トマト、たまねぎとにんにく。よく煮込んだものはご飯にぴったり。肉料理に飽きた人にお勧めです。
- Hotel Grand Azadi
- Hotel Laleh
- Hotel Enghelab
- Hotel Scan
- Hotel Iranshahr
- 世界遺産ゴレスタン宮殿:ガジャール朝時代に建てられた宮殿。中央宮殿入り口で靴にカバーをかけて中に入ると、中央に広い階段が2階に続いている。大広間の壁や天井は鏡細工とシャンデリヤで輝き、当時、各国から送られた陶器や螺鈿の机、絵画など豪華な品々が陳列されている。その他、イラン最初の博物館、写真館、王の私邸などが立ち並んでいる。テヘラン大バザール近くにありながら、大きな木々に囲まれた敷地内に喧騒は聞こえてこない。
- ミーラードタワー:世界で6番目に高い塔。1階から3階まではショッピングセンターやレストランなどがある。ガラス張りのエレベーターで展望階へ上ると、円形のホールがあり、360度テヘラン市内が見渡せるようになっている。コーヒーショップからはおいしい入れたてコーヒーの香りがしてくる。
- イラン国立博物館:イラン国内最大の博物館。ペルセポリスなどからの出土品や世界最初のアニメーションを見せる土器、世界最古の青銅器、1400年以上も前のタイル画、岩塩の谷に落ちてミイラになった塩人間など、面白いものが見られる。