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Pasargadae Tours in Iran

ファールス、イスファハンとヤズド

  • イラン中央部:イスファハン州・州都イスファハン(480)

       ファルス州・州都シラーズ(900)

       ヤズド州・州都ヤズド(680)

 

  • 夏は気温が40度以上になることもしばしばだが、冬には雪も降る。
  • 世界遺産が多く、訪れる外国人観光客数が一番多い
  • イスファハンやヤズドは砂漠に近く、独特の建築様式を保っている。
  • バラ水の生産は、イラン産のほとんどをイスファハン、ファルスの両州で賄っている。

 

  • 見どころ

 

  • イマーム広場/世界遺産1979年登録:イスファハン市内にある、世界の半分がここにあるといわれた広場。約400年前に造られたこの広場には、宮殿、モスクがあり、当時、ヨーロッパからの旅行者によって、イスラム建築の素晴らしさが伝えられた。イスファハンの手工芸品が制作過程を見ながら買える。夜のライトアップ時も美しい。

     

  • ジャーメイモスク:イスファハン市内。以前は金曜モスクとして使われていた、イランで最も古いモスク。その前はゾロアスター教の拝火堂があったとされる。各王朝が増築して今のような大きなものになった。特に、モンゴル系王朝の漆喰飾りは大変緻密で芸術的価値が高い。

 

  • 33橋およびハージュ橋:イスファハン市内。いづれも約400年前に造られた。歩行者専用なので、たくさんの人が憩いを求めてやってくる。夜、川面にライトが映えると大変幻想的になる。

 

  • アルメニアヴァンク教会:イスファハン市内。アルメニア人地区に建つ教会。イスラム教のドームとキリスト教の尖塔が並列しているのが面白い。教会内は、赤や緑などの色で、旧約聖書の物語、天国地獄図、アルメニアでのキリスト教布教受難などが描かれている。博物館では、オスマーントルコによるアルメニア人虐殺の資料や宗教行事に使われた祭器、アルメニア人アーティストによるダイアモンドの針で文字を掘ったも見られる。

 

  • ソッフェ広場:イスファハン市内。市内から西にそびえるソッフェ山に造られた娯楽施設。ゴンドラや5D映画館、レストランなどがあり、夕方になると家族連れで大変賑わう。イスファハンの夕景が見下ろせる。

 

  • フィン庭園/世界遺産2013年登録(イラン式庭園カテゴリー):イスファハン州カーシャンにある、約150年前の庭園。砂漠に近いにも関わらず豊富な地下水が園内に縦横に流れている。当時、王をいさめた宰相がここの風呂場で王の使いによって殺されるという悲劇があった。その情景は蝋人形で再現されている。

 

  • タバタバイ館:イスファハン州カーシャン。約100年前に建てられた貿易商の館。外壁の緻密な漆喰模様や、各部屋の鏡細工が目を引く。タイルのように鮮やかな色彩はないが、かえってそれが砂漠の町に似つかわしい。

 

  • アビヤーネ:イスファハン州、アビヤーネ村。イスファハンからカーシャンへ向かう途中にある、オアシス。土漠地帯から山に入っていくとポプラなどの緑の中に山肌に建てられた家々が見えてくる。冬は寒降雪が見られるため、家畜を入れておく穴が丘の裾に掘られているのも珍しい。女性の住人達は老若にかかわらず、ピンクの花模様のスカーフをかぶっている。

 

 

  • ペルセポリス/世界遺産1979年登録:シラーズから車で約1時間。中東の3Pの一つと言われている。今から2500年前にダリオロス1世建築を始め、その後6代の王によって次々に増築された宮殿群。特に迎賓宮殿(アパダナ)の階段に描かれている各国使節団のレリーフが有名。紀元前330年にアレキサンダーによって焼失。

 

  • パサルガダエ/世界遺産1979年登録:シラーズから車で約1時間半。アケメネス朝始祖キュロス2世の墓および宮殿群が残っている。宮殿群にはそれぞれ天使や海獣、キュロス大王と思われる人物像などのレリーフが残っている。7世紀、イスラム軍がアラビヤから攻めてきたとき、これらの遺跡をどう守ったのかを知る手がかりが残っている。

 

 

  • ナグシェロスタム:ペルセポリスから車で5分。アケメネス朝4代の王の壮大な墓が山肌に十字架の形で造られている。特にダリオロス1世の墓には、楔形文字で碑文が刻まれている。また、いくつかのサーサーン朝のレリーフの中で、東ローマ帝国の皇帝を捕虜として連れている図や始祖が神の使いから王のしるしとなる輪を手渡されている図は特に有名。

 

  • エラム庭園/世界遺産2013年登録(イラン式庭園のカテゴリー):シラーズ市内。昔から王族・貴族の庭園、避寒地として使われてきた。庭園中央には白い宮殿が澄んだ水をたたえる大きな池に映えている。イスラム革命後は国立シラーズ大学の管轄として、いろいろな植物を栽培しており、特に春、たくさんの花が満開になるころは内外の観光客が多く訪れる。

 

  • シャーチェラーグ:シラーズ市内。シーア派の巡礼地としていつもたくさんの巡礼者でにぎわう、マシャハドに眠るイマームレザーの兄弟が眠る廟。内部の鏡飾りは圧巻。ターコイズブルーの大きなドームは、青空にも夕景にもよく映える。

 

  • ハーフェズ廟:イラン人が最も愛する詩人・ハーフェズが眠る廟。一年を通して彼を慕う人たちで賑わう。園内には彼の詩集を読んでいる人たちがあちらこちらに見られる。春から夏にかけてはバラの花が咲き誇る。

 

  • コーラン門:イスファハンへ向かう街道に建つ門。昔、この門の上にはコーランが置かれ、旅人の安全を祈った。その横の山には、シーア派神秘主義者・ダルビッシュ達が住んでいた洞穴も残っている。山からは夕景の街並みが望める。

 

  • ピンクモスク(ナシーラルモルク寺院):シラーズ市内。約150年前に建てられた、当時の貴族の私寺院。礼拝所のステンドグラスは、シラーズ観光案内に必ず掲載され、床に映るステンドグラスを通した光が美しい。

 

  • 滝2か所:シラーズから車で約2時間。一つはマールグンの滝で、幅が20メートルくらいある。2つ目は、失われた楽園という。どちらもザグロス山脈の豊富な地下水から生まれている。周りには米作地帯が広がっている。夏にはキャンプができるように施設が整っている。

 

  • メイマンド:シラーズから西へ車で約2時間。フランスで製造される香水の原料となるバラを栽培している、イランでも屈指の生産地。4月末から5月にかけてバラの摘み取りが始まる。花は濃いピンクで花弁は普通のバラに比べて小さく、香りが強い。美肌、口臭の解消などに効果的で、バラ水のほか、バラ油、香水なども製造されている。

 

  • 拝火堂(アーテシキャデ):ヤズド市内。ゾロアスター教のイランのメッカであるヤズドの拝火堂に燃えている火は、1500年も前にシラーズの拝火堂から移されたものと言われている。イラン・イラク戦争時には火が消えないように格段の苦労があったという。

 

  • 鳥葬の(サイレントタワー):100年くらいまでは実際に使われていたという。2つの丘の上にそれぞれ1つずつ造られている。その下には、鳥葬後の骨を拾うために待つ親族のための宿泊施設が置かれていた。現在、教徒が亡くなると丘の下の教徒専用墓地に土葬される。

 

  • 水の博物館:ヤズド旧市街地。1年の降水量が100ミリ前後というヤズドでは、水の確保が死活問題である。それを解決したのがカナートという仕組みである。どのようにしてカナートを作っていったのかが、写真や道具などで説明されている。

 

  • ズールハーネ:イラン伝統スポーツ・コシティを見せる道場。昔から、コシティをしている人たちは恵まれない人たちに施しをしたり、正しい行いをするということで人望が厚い。

 

  • ジャーメイモスク:ヤズド旧市街地。イランのモスクの中でも一番高い塔を誇る。大きなドームの下には、ここでしか見られないトルコ石色のタイル模様がある。庭の下には貯水場が造られている。

 

 

  • 旧市街地:砂漠気候のヤズドでは、日中外を歩くことは大変厳しいため、家と家の間を通る狭い路地の上にはアーケードが造られている。路地はあちらこちらと曲がりくねり、別の路地がつながり、まるで迷路のようだ。以前この地域にあった数件の貴族の館はイラン伝統ホテルとして生まれ変わり、たくさんの外国人観光客に好評だ。

 

 

  • アミールチャフマグ広場:ヤズド市内。昔の町の中心地として、モスクや公衆浴場、バザールなどが立ち並んでいた。現在は、表の塔と数件の飲食店のみが残っている。ここの飲食店は、レバー焼き店が多く、手際よく焼かれた内臓肉は美味。

 

  • ゼイナッディン:ヤズドから南に車で1時間。砂漠の真ん中に400年前に隊商宿として造られていたものを改装したホテル。敷地を丸く高い外壁が囲んでいる。真ん中には丸い庭があり、その上は屋根がないので、空が見える。庭から階段で屋上に上れば、夜、満点の星が見られる。夜は10時ごろに門が閉ざされ、外部者が入れないようになっている。

 

  • チャキチャキ:ヤズドから北東に車で約1時間。砂漠の真ん中にあるゾロアスター教聖地。車を降りて敷地内の階段を上るのが大変だが、一番上にある洞窟はひんやりと涼しい。洞窟の天井から水のしずくが落ちてくる。この音がこの地名の由来。砂漠のどこから、と不思議だ。6月には世界各国の教徒たちがお祭りをするためにここで寝泊まりするという。
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