イラン 旅行初日
―テヘランからアフワズへ
白幡さんの第2弾です。
まさかの駐車違反、さて、その後の展開は
まさかの送迎車レッカーからのスタート(笑
警官と喋っていたお兄さんがようやく戻って来ました。
「本当はあと2時間掛かると言われたけど、君が待っている事を話して頼み込んで来たよ。」
そりゃ良かった・・・(^^;
タクシーでレッカーされた車を回収し、ようやく中心部へ発進。
何だかんだで1時間ぐらい掛かりました。
今日は日中はテヘランを観光し、夜には南方のアフヴァーズへ国内線で移動します。
ただ、荷物が邪魔なので街中のホテルに預かって貰う段取りです。
空港からテヘラン中心部までは約一時間、近付くにつれ混雑して来ます。
お兄さんの話だと、市内はいつも混雑していて大変だとの事。
道路を見ていると一方通行などが結構多く、車は回り道などをあちこちしないといけない印象です。
本来はホテル・国立博物館まで送って貰ってその後はフリーの予定だったのですが、
レッカーされたのを悪いと思ったのか「博物館やその後も案内するよ。」との事なので、それも良いかと思いお願いしました。
博物館に行ったら中まで一緒に来て、ペルシャ語を英語で説明してくれました。
あ、案内って移動だけじゃなくて、本当に案内だったんだ(^^;
国立博物館はイラン最大の博物館で、紀元前6,000年~の各地から集めた出土品が展示されています。
私は主に古代ペルシャ王朝・アケメネス朝など物を見るつもりだったのですが、
お兄さんがネアンデルタール人ぐらいから説明してくれるので、全然先に進みません。
いや、その辺はさっくりと見るつもりだったんですが・・・(^^
博物館見学後は宮殿を見に行く予定だったのですが、空港・博物館とかなり時間が掛かってしまったので、
今から行くと広い宮殿は全部見れそうにありません。
ちょっと予定を変更して、アーブギーネ博物館へ行く事にしました。
ここは様々なガラスと陶器を展示しているのですが、お兄さんはここはあまり興味がないらしくほとんど無言(笑
ただ、想像していたより小さい博物館だったので、結構あっさりと見終わってしまいました。
流石にちょっと疲れたのでお茶でも飲もうと言う事になり、すぐ近くに良い所があると言うので行ってみる事にしました。
それにしてもイランは暑いです。
気温が高いのは知っていましたが、日本と違って湿気は無いから楽だろうと思っていました。
全然そんな事無く、汗ダラダラ。日が強く暑いもんは暑いです(--;
さて、アーブギーネ博物館から少し歩いた先は、あれ?荷物預けたホテルです。
このホテルはお兄さんの友達がやっているので、お茶ご馳走して貰おうとの事。
ホテルのラウンジでお茶をご馳走になりながら、この後のイラン旅行のスケジュールなどを話しました。
「今夜行くアフヴァーズは暑いよ~。」とお兄さんと友達2人から言われましたが、テヘランも十分熱いんですけど(^^;
疲れもあってそのまま軽く昼寝後、空港へ移動。
お兄さんとはここでお別れ。
「飛行機が遅れるかもしれないので、何か困った事とかあったら連絡して」と心配してくれました。
そしてお兄さんの心配は当たり、アフヴァーズ行きの飛行機は空港到着時点で一時間遅れ。
その後も更に遅れてました(--;
困りましたが、お兄さんに連絡しても解決する訳でもないのでぼんやりと待っていたら、
隣に座ったおじさんが色々話しかけて来ました。
アフヴァーズに行く話をしたらやはり「あそこは暑いぞ」と事。どんだけ暑いんだアフヴァーズ!(^^;
ようやく遅れていた飛行機が到着し、隣の席のお兄さんにまた話しかけられました。
イラン人はよく気さくに話掛けて来ます(^^
お兄さんはアフヴァーズ出身で、テヘランでエンジニアの勉強をして帰るとこだそうです。
お兄さんに皆がアフヴァーズは暑い暑い言うけど、そんなに暑いの?と聞いたら、
笑ってスマホで各地の天気図で気温を見せてくれました。
アフヴァーズ:42℃
現在夜の22時です・・・(^^;
昼間は一体どうなるんだ?と聞いたら、50℃近くになるそうです。恐ろしや・・・(・・;
結局2時間強遅れたものの、飛行機は無事アフヴァーズへ到着。
飛行機から出ると、うぅ~、暑い・・・(^^;
お兄さんニヤリと笑い「Welcome Hello!(w」
アフヴァーズ、街は暑いですがホテルは猛烈に寒いです。
エアコンの温度設定は勿論、風の強さも弄れません。
そして掛布団は薄いシーツの様な物一枚!…
選択肢が寒くて震えるか、暑くて苦しむしかありません(^^;
厚着して寝ました・・・。何だか訳が分かりません(笑
さて、今日のガイドさんは英語の先生もやっているコヴェさん。
英語の全然出来ない私にも分かり易く説明してくれます。
ここアフヴァーズはイラク国境にも近い油田地帯で、イラン・イラク戦争時にはイラク軍の猛攻を受け、
街は大きな損害を受けたので復興までかなり時間が掛かったそうです。
街の中央にはバザールがあるので見に行くと良いよと、昨夜の飛行機で会ったお兄さんには言われてましたが、
遺跡群を回った後は時間が無いので街見学は出来ないとの事。残念~(ToT
(ice cream shop)
- ハフト・タッペ
紀元前2,000年頃のエラム王国の遺跡です。
まだ発掘中だそうですが、宮殿跡や墓地などがあります。
博物館もありこの先行くチョガー・ザンビール遺跡の発掘品なども展示。
グリフォンの像があったのですが、イラン・イラク戦争時に破壊されてしまい痛々しい姿になってしまいました。
- シューシュ
紀元前522年アケメネス朝のダレイオス1世の冬の宮殿があった所で、
街なども合わせると、有名なペルセポリスと同規模の巨大さだったそうです。
紀元前331年に進行して来たアレクサンダー大王によって破壊されてしまい、
残された大きな柱などがつわものどもが夢の跡と言った風情です。
冬の宮殿ですから寒さを避ける為にここに来ていた訳ですが、
今や強烈な陽が襲い掛かる場所になって、ビショビショに濡らしたタオルがあっと言う間に乾きます。
油断すると頭も少しボーっとしてくるし、しかもここで暑さのせいで幾つか異変が・・・。
デジカメ:液晶画面の中央に変なシミが・・・。
スニーカー:靴底のノリが外れだし、先端がカパカパになり出す。
まだ二日目なんですが、この先大丈夫なんでしょうか?(^^;
白幡 慎之介(敬称略)