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世界で一番高価で需要が多い香辛料

サフラン

香辛料の中で、世界で一番高価で需要が多いのがサフランです。最高品質のサフランは金よりも高価な1グラム65US$で売買されているほどで、赤いダイヤモンドとも言われているくらいです。なぜ、このように高価なのでしょうか。و
サフランは、花の中にある赤く長いめしべで、収穫するには1本ずつ手で摘まなければならない大変な作業です。CNNの記事によりますと、20万本でようやく約500グラムになるそうです。
イランでは3000年も前からすでに生産されていた、という記録があります。現在、イランの生産高は世界1、約90%、250トンが生産されており、香り、発色はイラン産に勝るものはない、と言われています。食用のほかに、化粧品、漢方薬などに利用されています。

サフラン

サフラン

しかし、ここ数年の経済制裁のために国際的な銀行間の取引ができなくなりました。そのため大手取引先であったアメリカ、ヨーロッパ各国、カナダなどの市場に送ることができなくなり、イランの経済は大きな打撃を受けました。
イランに次ぐ産地は、2014年度の統計によりますと、ギリシャが6トン、アフガニスタンが3トン、モロッコとインドがそれぞれ2トンとなっています。イランの生産量がずば抜けていることがお分かりになるでしょう。

サフランの花

サフランの花

経済制裁の中での取引

イラン北東部・ホラサーン州はイラン国内サフラン生産高の約70%を生産しています。ローハーニサフラン会社のローハーニ氏に、経済制裁の中でどのように外国と取引をしているのかを聞きました。
“国際的な銀行取引ができないため、イランに来た旅行者に信用して託したものの約束の送金がされなかったりとずいぶん損をしてきました。しかし、中国やインドとは、サフランとそちらの食料品とを物々交換するという方法で取引するようになりました。また、近年では、ペルシャ湾岸諸国との取引が増え、2014年には前年比26%増となりました。2007年から昨年までの間で一番取引量が少なかったのは2009年、わずか65トンでした。”
また、イランサフラン会社ロンドン支店長でもあり、イラン英国商工会議所会員シェイフ氏は次のように話しています。
“経済制裁という困難の中にあっても、世界のイラン産サフランに対する需要は減っていません。すべて閉ざされているこの状況の中でも、特にサフランやピスタチオなどの世界最高品質を誇るイラン産物取引に何とか風穴を開けようと、私どもは努力しています。そのかいがあり、昨年2014年は取引額が4千8百万ドルを超え、制裁前の水準まで回復しています。”

制裁解除後に予想されること

ここしばらくは、アフガニスタンの企業がイラン産サフランを買付け、イラン産ということで売買しています。また、スペインではイラン産にスペイン産を1%加えたものが市場に出回っています。
IAEAとの交渉がいい方向に進んでいる現在、経済解除後を見据えた外国企業の動きが活発化しています。解除後、ドルのレートがどれくらいになっていくかは予測がついていません。イランには、サフランのほかにも、カモミールやシナモンなどいろいろな種類の香辛料がたくさん生産されています。それらが安定して世界中に供給されるよう、イラン人は動向を見守っているところです。

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