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イラン旅行5日目①:ゾロアスターの聖地

イラン旅行5日目①:ゾロアスターの聖地

 

Caption; ヤズド市街遠景

 


subtitle:

ヤズドに到着した白幡さん、土色の町で巡り合ったのは・・・

 

 

Manuscript


朝食後に迎えに来たハッサンさんの車に乗り、先ずはヤズド郊外の見所を回ります。
ヤズド周辺は荒涼とした砂漠に近い乾燥地帯が続きます。
ヤズドはシラーズの様に地下水が豊富な訳でも無いのに人口が増え続けているので水問題が深刻で、
今は遠く300キロ以上離れたイスファハンの街から水を引いているそうです。
 

  • カハラナ(カルナック)村

 

 

Caption: カルナック旧村

1,000年以上前に作られた村で建物がレンガと土壁で出来ています。
3~4階建てになっていて、1階に家畜を住まわせ、人は上層階に住んでいたそうです。
ここには実際に約40年前まで住んでいましたが、今は老朽化が進んだ為にすぐ隣に新しく村を作り住んでいます。
崩壊が進んでいますが、最近観光向けにか修復を進めているようです。

 

Caption:旧村の修復をする人

土地壁の建物内を散策するのはなかなか面白いのですが、
壁に囲まれている為に方向感覚を失い何処にいるのか分からなくなります。
狭い通路内を大きなハチが飛び回っていてちょっと怖かったです(^^;

散策後にハッサンさんがお茶とお菓子を勧めてくれましたが、
周りをそのハチが沢山ブンブン飛び回っていて全然落ち着きません(笑

 

Caption:上からの眺め

  • チャク・チャク

 

Caption:チャキチャキ遠景

カハラナ村見学後はまた荒涼とした大地を進み、ゾロアスター教の聖地であるチャクチャクへ向かいます。
岩山の一角にあり、日差しが強い中登って行くのは結構疲れます。
上層には火を祭った神殿があり、6月下旬にある祭典の時には世界中から信徒が押し寄せるそうです。

 

Caption: チャキチャキ聖火台

伝承ではサーサーン朝の最後の皇帝の娘の一人が、この地へ逃れたそうです。
ところが追手によりここチャクチャクへ追い詰められたのですが、彼女は忽然と姿を消してしまいました。
そして彼女の化身の様に岩山に一本の木が立ち、その根元からは水滴が滴り落ちるようになりました。
実際に中では水が滴っています。
「チャク・チャク」と言う地名は水が滴り落ちる音だそうで、日本でしたら「ポタ・ポタ」になっていましたね。

●ナーリンキャッスル

 

Caption:城の前で

メイブードの街にある古城で、約1,500年前の物らしいです。
レンガと土壁で作られており、廃城の雰囲気が良いです(^^、
歴史的には全く関係ありませんが、三国志の関羽が最後に立て籠もった廃城はきっとこんな感じだったんだろうなぁと思いました。
城の屋上からは街の様子が良く見えます。
周辺には実際に人が住んでいる家々が並んでおり、雰囲気もあったので周辺を散策してみました。
恥ずかしがり屋さんの子供達との出会いがありました(^^

 

Caption:恥ずかし屋の少年たち

お昼はハッサンさんにケバブ以外のペルシャ料理を食べたい旨を伝えてレストランへ。

 

Caption:イラン人が大好きなアブグーシュト

中庭のある雰囲気のあるレストランです。
ディーズィと言う、壺焼きのような料理を食べました。
壺の中で野菜と羊肉を煮込んだ後、中の具をペースト状に潰してパンに挟んで食べます。
スープは別途千切ったナンに掛けて食べます。
結構ボリュームがあったのでお腹が一杯です。
ハッサンさんは料理名は分かりませんが、ナスのペーストのような物をたべていました。

昼食後にメイブードは陶器産業が盛んな街だそうなので、お土産にお皿を買いました。
素朴な絵柄が特徴で一点一点人が絵付けしているのですが、その品質は結構バラバラ。
中にはこれ失敗じゃない?と言うのも普通に売ってました(笑

買い物している間に社内が熱せられ熱々になってしまったので、ハッサンさんのお勧めのアイスを食べに行きました。
アイスと言ってもフレッシュキャロットジュースにアイスが入った、日本で言えばフロートのようなものです。
熱せられた体が冷やされ落ち着きました(^^

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イラン旅行5日目:沈黙の塔の罠

キャロットフロートを食べ体も涼しくなったので、次の目的地へ向かいます。
そう言えば、ハッサンさんは2日前まで家族でシラーズ近郊の村へ旅行へ行っていたそうですが、
山合にある村で朝夕はちょっと寒いぐらいだそうです。
写真見せて貰いましたが、ヤズド周辺と違って山も緑に溢れ滝などもありとても綺麗な所でした。

 

  • アスラバード村
    他の街同様にレンガと土壁で出来た村ですが、かなり寂れた感じです。
    大きな4本の塔があるバードギールがあります。
    これは古代の冷却装置で上空の空気を地下へ取り込みます。
    地下には水が貯めてあるので気化熱で空気は冷やされ、
    この冷たくなった空気を家の中に送ると言う素晴らしい装置です。
    誰が最初に考えたのは分かりませんが、よく思いつきましたよね。

 

 

  • 沈黙の塔

 

Caption:沈黙の塔

 

ゾロアスター教徒の墓地です。
ゾロアスター教は他と違って、死後は鳥葬をします。
この塔はその鳥葬をする為の場所ですが、イランでは1,930年代に鳥葬が禁止された為に今は使っていません。
以前訪れたインドのムンバイでは今もゾロアスター教徒による鳥葬が行われていますが、
観光客は近付く事は許されていません。
ここには2つの沈黙の塔があり、一つは比較的整備された低い塔。
もう一つは崩壊が進んでいる高い塔があります。
勿論高い塔を登ってみました!(^^

 

Caption:沈黙の塔への上り路

正面に上へと続く道があるので暑い中をヒィヒィ言いながら行ってみると・・・、あれ?途中で道が切れています(--;
下からは見た時は陰で隠れていて見えませんでしたが、大きな段差があり完全な壁になっています。
よじ登るのも無理そうです。

登れれば頂上へと一気に行けるんですが・・・。
困って回りを見ると段差に沿ってまた道があります。
これかなと思い進んで行きますが、上へと続く場所からはどんどん離れて行きます。
結局、最初登り始めた道とは別のもっと先にある道へと到着。
かなりの回り道となってしまいました。疲れた~(--;
頂上からの眺めは良く、拡大するヤズドの街がすぐ側に迫っているのがよく分かります。

●アーテシュキャデ

 

Caption:拝火堂(アーテシュキャデ)前景

ゾロアスター教の寺院で聖なるものとされる火・水・土のうち、ここでは火が祭られています。
この火は約1,500年以上前から燃え続けているとの事ですが本当かな・・・(^^;
イタズラを避ける為か、ガラスの壁に囲われていて近付く事は出来ません。
ゾロアスター教の神はアフラ・マズダと言われ、鳥のようなものに乗った姿だと考えられていたのですが、
近年の研究ではそれはゾロアスター教の天使で、神の姿は今のところ無いらしいです。

 

Caption:天使像

因みに天使が左手にリングを持っていますが、これは神との契約の輪で後に結婚指輪の元になったそうです。

アーテシュデキャデ見学後、ホテルへと戻ります。
後部座席にせっかく買ったお皿を忘れたのには、この時はまだ気づいていません(^^;
ホテルに戻った後はヤズドの街を徒歩で散策します。

●マスジェデ・ジャーメ

 

Caption:モスク内部

元々はゾロアスター教寺院の跡に建てられたモスクで、二本の高い塔が特徴です。
夜には綺麗なブルーにライトアップされます。
地下には水路があるのですが、深い位置にあるので階段がキツかったです(^^;

●アレクサンダーの牢獄

 

Caption:監獄の外側

アレクサンダー大王が作ったと言われる牢獄らしいですが、特に中に何がある訳でもなく土産物だらけ。
わざわざ入場料払って、土産物屋へ入った気分です・・・orz

ヤズドの旧市街は日中見た街同様にレンガと土壁で出来ていますが、人が居住・利用している場所が多いです。
特に目的もなくブラブラとしているだけで楽しいですね(^^
適当に歩いていると方向を見失うのが難ですが(笑
陽も落ちると一気に街は賑わって来ます。
宝飾の市場やお皿の市場などを散策。

 

Caption金のバザール

 

 

プラスチックの可愛い皿があったので千咲用に買ってみましたが、電子レンジで使えるか確認しようとしたら、
中々伝わらず随分苦労しました(^^;

適当なタイミングでレストランでご飯を食べようと思ったのですが、全然見つかりません。
ファーストフードはすぐに見つかるんですが、イランのレストランは目立たないので本当に見付けにくいです(--;

 

Caption:旧市街地のパン屋

 

 

本当は場所とか探し方とか何かあるんでしょうが、分からないままでこれには旅行最終日まで悩まされました。

シラーズでSさんにちゃんと聞いておけば良かった・・・orz

結局見付けられないので、諦めてホテルでナスのトマト・豆煮込みらしきものを食べましたがこれが美味しかった!(^^
今日は一日歩き回ったので、部屋へ戻ってそのまま熟睡でした。

 

 

白幡 慎之介(敬称略)

 

 

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